ガソリンどばどば!

いやーびっくりしましたよ。その日は天気も上々で、そろそろF1にも慣れてきたんで、いっちょう中曽根でも行ってみますか、って感じででかけたんです。
ループ橋にさしかかり、いっちょう行きまっせーと右手をクイッとひねったところ、「スボボボボ」っと回転が上がらないどころか、仕舞いにゃエンジン止ってしまいました。はー、なんだかガス欠みたいな感じ。にしてもまだまだあるはずだが...タンク開けてみたらびっくり、もうねーっす。まだ満タンから150kmしか走ってないってば。FCRにしたんで燃費が極端に落ちたんかい?
まあとりあえずちょっと引返して、ガソリン入れた。
なんとなく出鼻をくじかれたので、ちょっと買物へ行くことにした。で、買物終えて帰ろうかと思いきや、なんだかエンジンの調子がおかしい。
信号待ちから発進する時、どうも片方のシリンダが死んでるみたい。ダッダッダッダッダって単気筒エンジンの風合で発進する。ちょうど実家が近くなので、そこで点検してみることにした。停めて、ヨーク見てみて、びっくりビックリ!
なんだか水平側のキャブからガソリンがシタタッテいるではありませんか。

(←イメージ図)ポタポタ来るたびに、エンジンのなかから「ジュー」って音が聞えてくる。キャブのまわりにもシタタリが..いわゆるオーバーフローってやつですね。ソッコーで燃料コックをオフ。そしてキャブをはずした。さて、まずはなんとか家に帰らねば。シタタるのが止るのをすこし待って、再度組み付け、エンジン始動。
とりあえずそのままなんとか家までたどり着き、またもやソッコーで燃料コックをオフ。そしてキャブをはずした。どうやら私のF1は負圧コックではないようなので(一般的にF1はそうなのかもしれません)、ONでほっとくと、どんどん燃料はキャブに落ちてきます。
もちろんリザーブでも同じ。
F3は負圧式らしい(「木の精」さん;という人がいた;からの情報によると)。

さて、オーバーフローの原因は?といったら、やっぱりキャブを換装した時に、燃料ラインか、キャブそのものにゴミが入ってしまって、フロートバルブに引っ掛ったものでしょう。さっそくフロート室をあけて、フロートをとりだした(なんかちょっとしたネジで止っていた)。で、フロートバルブ、バルブシートをエアーでシューシュー。
(ちなみに、ウチにはエアコンプレッサなぞないので、最近DIY店とかで売っている、電気製品のゴミをとばすためのスプレー式のエアを使っている)組立てて、燃料ラインをつないで、燃料コックをオン!
ってワー、どばどば!
これが更にもう、メインジェットからもう、こんこんとガソリンがあふれ出す始末。
かえってでかいゴミが引っ掛ったんでしょうか、いやービックリ。今度はもうフロート室内から、メインジェットや、スロージェットと、穴という穴すべてにエアーかまして、ゴミ入んないように細心の注意を払って組み付けた。
そしてら、もう今までのあれはなに?ってくらいに大人しくなっちゃいました。キャブはゴミに注意しましょう。また、結構ガソリンがシリンダに直接流れこんだ感じだったので、一応念のため、オイル交換しました。

いろいろ後で仕入れた情報によると、負圧式の燃料コックは、長い年月が経つと弁が機能しなくなってただの「ON」と同じくなってしまうらしい。このF1も昔は負圧式コックがちゃんと機能していただろうけど、いまはただの「ON」ということなんでしょう‥

end…