kunのMacintosh遍歴

★★★今のところのベストMacintosh

【MacBook Air 11-inch, Mid 2011】

とにかく薄くて小さくて速い。どこでも使える機動性が素晴らしい。
Sigmarionからの乗り替えだったけど、そのままSqueakも動く。それどころか、VM Ware Fusion上のWindows7でWin版Visual Worksもサクサク動く。まさに「サクサクSmalltalk」。バイクの燃調をいじるにもサッとリュックに入れて持ち歩ける手軽さ。薄さで勝っているので今でも重宝している(2023年5月;バッテリーも健在)。


遍歴その1(Macintosh SE/30)

1990年頃でしょうか.当時は周りにMacintoshを持とうなんて奴は、kun以外ではひとり(なんと彼はIIcxを持ってました)しかいませんでした。このSE/30はなんと77万円!高かった。
CPUに16MHzのクロック周波数で動作するモトローラのMC68030を採用。まずこれに惹かれた。そしてドイツの「フロッグデザイン」が手掛けたカッコいい筐体。そしてソフトウェア、Macintosh OSとHyperCard、衝撃的でした。特にHyperCardで、smalltalkerの友人から聞いていた「イベントドリブン」とか「メッセージパッシング」とかに直接触れることができて世の中が変わった。今のkunがあるのもHyperCardのおかげ。

ところで当時、どうしてもドキュメントを早く仕上げねばならん仕事があって、SE/30を会社に持ち込んでEG-Wordで文書作ってたら、「OASYSみたいに段組みできるの?」と聞かれて説明するのに大変だった…
この方、30年たった今でもMS-Word使わずにExcel方眼紙でちょっとした報告書とかも作ってます。

その2(Macintosh PowerBook 160)

1994年頃?に秋葉原で新品購入.その前のSE/30より速くてびっくり。
一時会社で使ったりもしましたが、そのころはMS-DOSが普通のパソコン。
周りから「遊んでないで仕事してよ」と言われたもんです。
HyperCardもプレゼンで使ったりしましたが、理解されず大変でした。なにがって、当時あれだけのグラフィックメインのプレゼンは、やれる道具がないし、普通のパソコンじゃ、かなりの時間をかけなければできなかったので「そんなヒマがあったら」的なご指摘をだいぶいただいたものです。
今ではMSのPowerPointも当たり前ですが。

その3(Power Macintosh 6100/60+)

1997年頃?に会社のMacintoshエバンジェリストから中古で購入したもので、当時からドーピングを加え続け,下品な程の速さを見せる,すごい奴。

ちょうどこのころから、会社ではインターネットも普通に使うようになってきた頃だったけど、当時のWindows系はドライバがどうの、この設定をして、あの設定をして、でもやっぱりうまくつながらず「相性が悪いかな?」というオカルトちっくな感じだった。対してMacintoshは今のとかわらないくらい普通に、10base-Tをプチッと刺して、コントロールパネルでIPアドレスの設定すればOKだった。

またこの頃ようやくPowerPointが普通にプレゼンに使われ始めた。なぜか「こんな資料が作れんだぞ」的な自慢をされたことがあった。
kunはこのころ資料作成は「Craris Impact」がお気に入りでした(「Craris Works」はWindows版もでていたけど微妙に肌に合わなかった)。

本格的にsmalltalkに触れられたのもこのMacintosh。TG情報システムが販売していた「Smalltalk Agents」を購入してちょこちょこ始めた。TG情報システム社が主催のハンズオン講習(浜松町だったか?)に自腹で参加して、主催の方々に「個人の方ですか??」と呆れられたのを覚えている。。


Apple Macintosh 6100/60(に以下のものでドーピング)

(1) クロックアップキット(80MHzにUP)
(2) 2nd Cache(256KB) for PowerPC 601
(3) Connectix Speed Doubler8.1
(4) newertech MAXpower G3 PDS 210/512K/105MHz for 6100

しかしこのころのPowerMacintoshってやつは、Macintoshらしくない変なラインナップだった気がする。このPower Macintoshから、CPUが情報処理技術者試験にもよく出た「RISCチップ」の「Power PC」だったのが印象的。

その4(iMac DV タンジェリン)

Macintosh OS 9になってきたら、いい加減さすがのドーピングも
追い付かなくなってきました。しょうがないのでiMac DV(G3 400MHz)を買いました。
期待どおり表示系やディスクのアクセス速度が格段に上がってます。
早すぎる。(1999年冬だったか)

だいぶ世の中がインターネットに染まりだし、ケータイ電話もビジネスマン以外にも一般的になってきたころかな。
このiMacまでディスプレイがCRT、、ブラウン管でした。

その5(iBook 13-inch)

とうとう「早すぎる」と思っていたiMacですが、MacOS Xの登場で
すっかり遅く感じるようになってしまいました。
今でもMacintosh OS 9ならぜんぜん早すぎるくらいなんですが...
ま、奥さん用にということでiBook(G3 700MHz)買いました。
でも真っ白でツルピカ。きれいでうれしい。表示が早いTFTカラー液晶!
(kunもどんどん使わせてもらってるけど;2002年秋)

その6(iMac G5 17-inch)

買ってからそろそろ三年経とうかという所でiBookはHDDクラッシュした。
そろそろ買い替えるかと思っていた矢先のこと。
やっぱりこういうのはあるな。
ハナから Mac OS X(Tiger)が入ってて、Spotlightの
インデックス作成の必要もなくいきなり使えてよかった。
(iBookも治しました;2005年夏)

その7(MacBook 13-inch)

とうとうIntelMacが出た!最初はモトローラ系じゃないなんてっ…と思ってたけど、会社で使わせてもらってるiMacが、あまりにすんなり普通に使えるので、まあいいかと。RISCチップでは限界が来たそうな。。

お家での開発マシンとして買ってみた。けど奥さんの「こたつTOPマシン」としての役割のほうが大きいかな。Core2Duo 2GHzですよ。クロック数がMB-S1の1000倍!

(やっぱりkunもがんがん使わせてもらってる;2007年秋)

その8(Intel iMac 20-inch)

VisualWorksを購入するにあたって、やっぱWindows環境の方が有利だったので、Windows環境の動くデスクトップ機が欲しくなったんで買いました。

20インチは画面が大きい。これもCore2Duo 2.4GHz。はー。

すっかりIntelだろうがなんだろうが、MacOSが動けばいいか、というところです。

Windowsも動くのでなんつうか、それぞれ補完しあってくれていい感じです。

(iMac G5売ってしまいました;2008年夏)

その9(MacBook Air 11-inch, Mid 2011)-now

わりと便利に使っていたDynabook SS S30のバッテリーがダメになり、他の持ち歩けるパソコンが必要になった。なんか薄くて軽い、いいのがないかな〜と考えていた。MacintoshでいいのがなかったらWindowsパソコンを買ってしまおうかとも思っているところへ、たまたまTOSHIBAのUltraBook R631を間近で見ることができた。実際にさわってみると、なんともフタ(ディスプレイ)がへにょへにょ。S30はいいパソコンだったんだけど残念。

あわてて、Appleのコーナに行ってMacBook Airを触ってみたら、こっちはしっかりした作り。

値段もたいした差がないどころか少々お安く買えるので、あっさりMacBook Airを買いました。SSDの効果なのか、これまた強烈に早い。遅いのも困るけど、早いのは急かされているみたいだと感じてしまう。

(ひとまずDynabookの代わり;2011年冬)

その10(iMac 21.5-inch, Mid 2011 +SSD)

お勤め先が変わってパソコンがMacintoshじゃなくなってしまった。これじゃ仕事にならないので自腹で買い足した。ウチのを持って行こうかとも思ったけど、速いと思っていたCore2Duo 2.4GHzもMacBook AirのCore i7 1.8GHz+SSDに比べると強烈に遅い。で今ウチにあるiMacより新しいし性能もいいのにした。

(デスクトップ機買い足し;2013年夏)

と思っていたら2017年の今になったら、El Capitan(最新のSierraはまだ入れてない)について行けず。。。そこで内蔵ディスクに512GBのSSDを追加。SSDを起動ディスクにしてやったらこれが劇的に速くなった。起動時間は3倍以上早くなったかも。普段もサクサク。メモリもフルに積んであるからMac Book Airと同等か?もう少し速いかもしれない。
元々の内蔵ディスクはTimeMachineディスクにした。バックアップもUSB2.0経由よりずっと速くて快適。
もうDVD内蔵のMacintoshは出ないらしいから大事に使おう。

(SSDを内蔵ディスクに追加;2017年春)

と思いきや、1年たったところでいろいろと世の中が変わり、必要なパソコンが変わってきた。Mac ProでvSphereとかもやってみたものの、だんだんMacを自宅で使わなくなってきた。会社ではもう皆無。ひとまずMacはMacBook Airだけに絞ります。

DOS/Vパソコンに転向;2018年秋

その11(iMac 21.5-inch, Mid 2011)

なんと引っ越しした時に「Intel iMac 20-inch」が壊れてしまった。電源ボタン押しても起動音すら鳴らない状態。
引っ越し業者さんに相談したら保険がおりるとの事。そこに少々ともう少し足して、仕事で使っているのと同じ機種を中古で手に入れた。やっぱりDVD内蔵じゃないと不便だ。
それにしてもTimeMachineのおかげで、全く同じ環境に戻ったのでMacintoshが新しくなった気がしない。でも面倒くさいよりずっといい。

(引越し時の故障でデスクトップ機買い替え;2016年夏)

会社でMacを使うことがなくなって、自宅に引き上げてきたけど使わない。メイン機も使わなくなってきたので、どうしようかと思っていたところ、兄弟弟子が県外の音楽大学に行くにあたってMacがあるとうれしい、とのこと。ご祝儀がてらなるべくお安く譲った。きっと有効に使ってくれるでしょう!

(Mac好きの兄弟弟子にして音大生に譲った2018年春)

その12(Mac mini, Late 2012)-now

とうとうkunも自宅にDOS/Vパソコンを購入してしまった。この前にMac Pro 2012もウチにあったけど、上の「その10」からのリンクにまとめておいた。
でもやっぱりiCloudとiTunes, iPhotoが無理なく使えるMacの母艦が必要で、このMac Miniを導入した。
今更のMac Miniだけど安いし、HDDをSSDにしてメモリを16GBにすれば(このころのは自分でこのへんの載せ替えができる)、Core i5 2.5GHzなのでiMac Mid2011よりずっと早い。Mojaveを入れても遜色なく動作する。外付けのDVDドライブつけて形になった。ディスプレイはテレビと兼用だけど、基本、DOS/VパソコンからVNCで操作してる。省スペースで具合がいい。

(Macの母艦がなくなってしまいそうだったので急遽購入:2019年秋)


end…