自分でする網戸の張替え

~夏の景色もすっきり~

本当は夏がくる前にやれば良かったんですが、8月中旬に汗だくでやりました。
でもやってみたら一人でもチョー簡単。しかもキレイに張り替えることができました。

まずは用意するもの

(すべてホームセンターなどで手に入るはずです;季節でないと小さいコーナかも)

(1) 新品の網戸張りかえ用の網(約1,300円/1枚分)
(2) 網押さえゴム(約300円/1枚分)
(3) ツインローラー(押し込みローラー約400円)
(4) カッター(よく切れる新品の刃に付け替えたもの)
(5) クリップ(網戸の枠が挟めるもの;洗濯バサミでも可)×4個くらい
(6) 掃除用ブラシ(あったほうがいいかも)
(7) お手伝いの人(もしいたらその方が楽)
(8) 広い場所(網戸には土ぼこりがたくさん付いてます。大丈夫な所で)

ダイオ化成(株)の「マジックネット」 《新品の網》
最近のトレンドはこの商品のように、部屋の中からは外が良く見え、外から中は見えにくい、といったものが多いようです(ダイオ化成(株)の「マジックネット」を使いました)。
内側になる方が黒く塗ってあるんです。効果は絶大。やってみた方がいいです。
網の大きさは、網戸の枠より上下左右に10cmくらい余裕がでないとちょっと苦しい。
押さえゴムを準備 《押さえゴム》
太さは大事なので注意。購入時は今まで入っていた奴をちょっと切って持っていけば間違いなし。ちなみに太さは3.5mm,4.5mm,5.5mm,6.8mmの4種類あるので適当に買ってこないように。ぴったりでないと役に立ちません。
長さは網戸の枠の長さにあわせて買うこと。押し込む際に結構伸びるから余裕をもって買わなくても大丈夫。それから途中で足しても大丈夫なので適当に買いましょう。
これが「ツインローラー」 《ツインローラー》
これがツインローラー。
これは絶対必要です。ローラーに工夫があって、簡単に押さえゴムを入れることが出来るようになっています。
これっきり他の用途には使いませんが。安いもんですから買っちまいましょ。ご近所、お友達どうしで使いまわせば更にお得。

さてここから張り替え開始

●古い網をとる

押さえゴムを引っ張ってとります。このとき永年の土ほこりなどが飛び散るので注意。これは戸外でやったほうがいいです。全部一気に取ってしまってOK。押さえゴムを全部取ると網もとれます。(ちょっと楽しい)
そしたら押さえゴムの溝をブラシで掃除しておきましょう。
網をとると、ワクがなんとなく頼りなくグラグラする感じになりますが気にしない。また網を張ればシャンとします。

●作業用シートを用意

作業はウチのなかでした方がなにかと楽です。ただ作業時にゴミが部屋の中に落ちないように大きい一枚の布を敷きます。新聞紙でもいいけど、全部ガムテープとかで付けておかないと、結局ゴミを部屋にぶちまけることになったりします。今回下の写真では薄緑のチェックの布を敷いてます。工事で使うようなブルーシートがあれば文句なし。

●新しい網の準備

作業用シートに網戸サッシの枠を置きます。続いて枠の上に新しい網を置きます。短い辺(上か下ってことです)の一方をクリップで仮止めしておくと作業が楽です。。
マジックネットだったら、家の内側が黒、外側が銀になるようにします。逆だと外から丸見え、内からは外が見えない、ってことになります。

ここからいよいよツインローラの出番です。

●押さえゴムを押し込む

右利きの人は反時計周り(左回り)になるように、先程クリップで止めた短い辺から、ツインローラーで押さえゴムを押し込みます。この時空いている手は、ツインローラーの先の網を軽く押さえて、網が斜めになっていかないようにします。

ツインローラーで押さえゴムを押し込む ただまあ多少ナナメになっていってもワクから外れてしまわない限り気にしない。最初はそんなもんです。仕上がりにもあまり大きな差はありません。

次に長い辺。とにかく今止まっている状態をそのままに、押さえゴムを押し込みます。先と同じように、空いている手はツインローラーの先の網を軽く押さえます(ポイントです)。

続いて長い縁に取りかかる 残りの2辺も続いて入れます。今度は空いている手で網を押さえられないので、クリップかお手伝いの人に持っていてもらいます(ポイントです)。端っこはローラに爪みたいのが付いているので、こいつで押し込みます。全部入った後、もう一度ローラーで押さえゴムを押さえなおします(意外にちゃんと入ってなかったりする)
余分な網をカッターで切る 最後に余分な網をカッターで切ります。押さえゴムに沿って、サッシの縁を切って行きます。カッターの刃をたくさん出してやるとスムーズに行きますが、せっかく張り直した網を切らないように注意。またはみ出しているほうの網を引っ張り気味にすると、ピピピっときれいに切れます。くれぐれも良くきれるカッターでやること。でないと余計なヒゲがヒョイヒョイ残ります。
上下の二つの枠を一気に張る そうそう、ウチの網戸がそうだったんですが、網戸が上と下に分かれているものがあります。この場合あらかじめ網を切ってしまわないように!長いまま上のワクを張り、それからカッターで切った残りを使うと、より余裕を持って替えの網を使うことができます。←の写真は少々判りづらいですが上のワクを張り終えたとこです。
最後のシワをどうする? さて、ぐるっと一回り押さえゴムを入れると、最後に端の部分の網が余ってシワになりそうになる時があります。←左の写真でもこのままいくとシワになります。
ちょっと外して… そんなときは、あわてず最初にゴムを入れ始めた部分をちょっと外して、もう一度押さえゴムを入れ直してみて下さい。そうするといい具合にピッタリ入ります。
きれいに張れました 以上で綺麗に網戸が張替えられます。簡単でしょ!外がすっきり見える、ってのが売り文句の替え網、たしかにキレイ。今年の夏もこれで安心。

このサイトを始めるきっかけになった「なんでもメンテ」第1号(98年)。ようやく写真付きのものにすることができました。

end…