ブレンボ(brembo)ブレーキパッドに交換

Buell XB-12Ssを購入した時から、店員さんに「今すぐではないけど、もう少ししたらブレーキパッドは交換しないと、ですね」と言われていた。2022年3月の車検でも同じようなことを言われた。。 次の車検は次の2024年3月、そこで「今、替えないと」と言われると、経済的に困るので今のうちにやってしまうことにした。純正のブレーキパッドはセットで3万円超と聞く。もう少しお安いものを、とはいえノーブランドとかもいやなので、、と探していたらブレンボ(brembo)のものを見つけた。。

さっそく注文してみるとこれが、注文したその日の夜に発送連絡がきたと思ったら、翌日には宅配されてきた。早い!
いよいよ梅雨に入って、なかなか作業もできなかったけど、なんとか今日は「梅雨の晴れ間」がやってきた。日中は暑くなりそうなので朝から作業に取り掛かることにした。

まずはキャリパーを外します
Buell純正の8podキャリパーを外す

まずはパッドピンを緩めておきます。青矢印の2本。抜かないで緩めるだけ。キャリパーを外してしまうと支えるものがなくて緩めるのが面倒なことになりそうだから。。。

続いてキャリパーをマウントしているネジ(赤矢印)を2本外します。でもこれだけではBuell XBの前キャリパーは外れません。ブレードも外さないとね。

Buell XBのブレーキブレードを外す時はこのスプリングに注意

ブレードを留めているネジ6本を外すと、キャリパーを抜き取ることができる。ただこのブレード、目的はよく判らないけど取り付ける座金の横に「バネ」が仕込んである。
これを飛ばしてしまわないように気をつけながらブレードをずらしながらキャリパーを外す。

ちなみにブレードはぎっちりリジットにネジで固定されている(フロートとかではない)。

まだまだ残っているかな

先にパッドピンを緩めておいたので、簡単にパッドピンを抜くことができた。ブレーキパッドを抜いてみると真ん中の溝は残り1mmはなかった。まあいいタイミング。

キャリパーを「かんたんマイペット」でシュシュ

ブレーキパッドを抜いてみると、案の定キャリパーの中は真っ黒け。こないだの車検でキャリパー清掃と「ピストン揉み」はお願いしておいたけど、もうこんなもんか?と思う状況。

「簡単マイペット」をシュシュっとして、歯ブラシでごしごししたらドンドンきれいになってきた。

キャリパーが「かんたんマイペット」でキレイになりました

水で流したら、まあキレイ。ピカピカになりました。ここでピストンを少し押し戻しておいてやる。じゃないと新しいパッドの隙間にブレードが入らない(すり減った分)。

ただしブレーキマスタに付いてるフルードのリザーブタンクを気にしながら。。 不用意に押し戻すとリザーブタンクからフルードがあふれる。今回はピストンをかなり押し戻しても問題なし。

続いて新しいブレーキパッドを装着
ブレンボbremboのブレーキパッドが届いた

これが届いたbremboブレーキパッド。なんかパッケージ右下が割れててセロテープで補修してあった。昔はこういうのが多かったのを思い出した。

そんなに売れる品物ではないみたい(Buell XBの8ポッド用だからね)。

いわゆる新品ブレーキパッドの面取り

いちおうお約束の「面取り(バリ取り)」をやっておく。DUCATI SS900の時は棒ヤスリでシュコシュコやったけど、均一にいかないし疲れるので、電動ドリルに小さいグラインダーを付けてサッとやってやった。

今持ってる電動ドリルはトリガーの握り具合で回転速度を調整できるのでいい具合にできた。真ん中の溝も忘れずにやっておく。

パッドピンを少し磨いてツルツルにしておく

こちらは引っこ抜いたパッドピン。1000番くらいの耐水ペーパーで滑らかにしてやって、グリスを薄くぬってやった。パッドピン用の専用グリスがあるらしいけど普通のグリスを指で塗ってやった。

次はいよいよ組み付け。

ここだけ留めてブレードを調整しながら取り付ける

外す時より組み付ける方が少々面倒。

基本外す時の逆の工程でOKだけど、例のバネがキャリパーとブレードの位置決め中「ビヨーン」と飛んでしまうことがある。

ブレードにキャリパーを挿込んだら、キャリパーの固定ネジを1本だけ入れる。位置を決めるために、本当に入れるだけ。あとはブレードをスリスリしてネジ穴の位置に合わせる。

ここまでくればあとはブレードをネジで留めるだけ。

ブレードを固定しているネジは「ネジロック」しておく

どなたかのレポートで、ブレーキパッド交換でブレードを外そうと思ったらネジが緩んでた、、なんてことを聞いたので「ネジロック」を仕掛けておいた。

Buell XBにbremboブレーキパッド(赤)組み上がり

スペーサやらを元通りに入れてやれば、特に面倒なことにならずに組み付けが完成する。締めつけトルクは手に残っている「締まってたトルク」を参考に勘で。

キャリパーをマウントしているネジ、パッドピンを締め忘れがないようにして作業終了。
そうそう、ピストンを押し戻した分ブレーキレバーを何回か握って置かないと、フルに握ってもブレーキが効かない!ってなるので注意。何回か握ればどこかでギュッとブレーキがかかるようになる。

ブレード(キャリパー)が1枚なので作業は楽に感じた(「もう一枚やらなきゃ」がない)。

end…