ハンドルスペーサーを抜いた
SS900i.e.は発売当初から、あまりにも乗車姿勢が厳しくてツーリングに適さない、といったユーザの意見が多かったらしい。そこでドカティは00年モデルから、乗車姿勢を少しでも楽にするための工夫として、ハンドル位置を10mm上げるカラーというかスペーサー(かさ増し)を入れることにしたらしい。
でもこのスペーサー、乗車姿勢にはあまり貢献してないように思える。実はいらないんじゃないかと前から思ってた。そこで今年は一丁、こいつを取って本来の姿勢にしてみようかと思い立った。
なんとなく最初から気にはなってたものの、他にやりたいことがあって、なかなかこれをやるまでに至らなかった。まずは左の黒矢印、ハンドルのクリップ部のネジ2本を弛めて上に引き抜く。ブレーキオイルラインに気を付けて。なにもなくすっと抜ける。 | |
抜けるとこんな感じになる。ハンドルの絞り角を固定するなにかキーのようなものでも入っているのかと思っていたら、何も入っていなかった。自由に絞り角をいじれるわけだ。絞り角には違和感ないからノーマルのままにしておきます。 写真は上のとは単体側(クラッチ側)。 |
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続けてスペーサーだけど、カンタンにすぽっと抜けると思っていたら、そうはいかなかった。指だけでは抜けない。細いマイナスドライバーでちょっとすき間を開けてから、こんな感じでウエスを引っ掛けて、ちょっとずつ抜いて行く。上→下→右→左と、反対側、反対側でちょっとずつ。 | |
抜けてみたらナルホド。中にOリングが入っていた。緩んできてカタカタ言ったりしないようになっているってことか。 | |
続いて、スペーサーを入れないでハンドルを取り付け。フロントフォークの先があまっていて、カッコ悪いのでスペーサーを上にはめてみた。Oリングがあるから、勝手に抜けて行くこともないでしょう。左右両方とも、ハンドルとスペーサーの位置を入れ替えた。見た目もおかしくなくてホッとする。 | |
またがってみると、スペーサーが入っていた頃よりハンドルが近く感じた。前にF1-PANTAHの時も、ハンドルを下げた方が近く感じたな‥実際に走ってみるとこれまた納得。前よりもっと余計な力がハンドルに伝わらない感じがする。いい感じだ。 |
end…