クラッチスプリングを換装
’01年(10/18)にクラッチカバーをカーボン製にしてから、クラッチスプリングがどんどん錆びた。
どーってことないんだろうけど、ドカティじゃない人とのツーリングで「錆びてるけど大丈夫なの?」ってやたらと聞かれてうっとうしかったのと、最近あんまり手を入れるところがなくてつまらなかったのもあって‥
で、どんなスプリングに替えようか、というところなんだけど、ちょうど偶然知った「ドカティ社公認オフィシャルオーナーズクラブ」で聞いてみた。そしたらAELLAのが錆びなくて、タッチもそう変化ないとのことだったので、さっそくカスノモーターサイクルのwebサイトから注文。でも後から判ったんだけど、実は錆びることもあるらしい。他のブランド(モトプラン,ライディングハウス)でステンレスのものもあるらしい。
まずは“カーボン”のクラッチカバーを外して‥
さてこれがクラッチカバーを外したところ。6つあるスプリング一つずつ緩めてゆきます。いちおう押さえのプレッシャープレートがゆがんでしまうかもしれないので、対角に緩めてゆきます。以前、F1のクラッチを掃除したときを思い出す。でも仕組みがだいぶ洗練されてる感じがする。 | |
次にクラッチスプリングを換えるついでに、クラッチのお掃除もしておきます。クラッチスプリングを6つとも外したらプレッシャープレートを引き抜きます。反対側のクラッチレリーズから押される棒がヌーっと抜けてきます。 | |
で、これからクラッチプレートとフリクションプレートを抜きますが、最初の何枚かは指でも抜けるけど、だんだん奥にゆくにつれて大変になります。専用工具はマグネットでひっつけてとりだすらしいけど、ちょうどいい磁石もなかったので、左の通り六角レンチのくびれを使って引き出しました。細いヤツ2本を使えば、わりと簡単に取り出せます。 取り出した順序と方向(裏表)をあとでまちがえないように重ねて置いておきます。 |
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クラッチプレートとフリクションプレートを、全部取り出したあとは、こんな感じ。 | |
そうそう、イチオウいろんなものがなくなったり、土ぼこりまみれにならないように、シートをしいてやりました。エンジンの写真の下側がなんとなく青く光っているのはこれのせい。 | |
さていよいよクラッチ版をクリーニングして組み込み準備。F1の時も感じたけど、乾式クラッチってほんとにメンテがラクチン。メンテしやすくできてるのね。フリクションプレートを「ブレーキクリーナ」でシューっとひと吹き。 | |
クラッチプレートを組み付ける前に、ハウジング内をエアーでお掃除。エアーはもちろんスプレーのエアーです。ホームセンターでOA用に売ってるヤツ。 | |
クラッチプレートとフリクションプレートを元の順番で元通りにしたところで、プレッシャープレートをはめ込む。 プレッシャープレートの内側にもスプラインのメス(?)が刻まれてるので、クラッチハウジングの方のスプラインに合わせて組み付ける。ちょっと押してやらないと入らない(ほんとにちょっと押すだけ)。一番上のクラッチプレートとぴったりついたらオッケー。 |
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新しいAELLAのクラッチスプリングを組み付けたところ。 スプリングリテーナーは純正をそのまま流用。赤のメタリックとかにはしたくなかったのでこれでカバーをはめてしまいます。 |
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よしよし、これで「錆びてるよ」とか言われなくてイイでしょう。カバーのボルトには「ネジロック」を塗っておきました。 クラッチのタッチは最初に握ったときは「お、ちょっと軽くなったかな?」と思ったけど、しばらく乗っていたらあまり判らなくなってしまいました。よかったよかった。 |
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これが交換した純正のクラッチスプリング。外に出てるほうが錆サビ。 |