木曽路で「まな板」を求めて

だいぶ前に木曽の奈良井宿で購入した、ひのきで造られた「まな板」が、だいぶ薄くなってきた。これまで表が痛んできたらちょっと鉋(かんな)をかけては使ってきたけど、そろそろ限界かな?と思う厚さになってきた。記録をみると2006年10月に購入したものだった。

お値打ちの塗りの箸もストックがなくなってしまったので、こちらも買い足しておきたい。

今朝、急に思い立って木曽の奈良井宿に行くことにした。まだまだ寒いのでクルマで。。

朝から高速道路と国道19号を乗り継いで、2時間半ほどで奈良井宿に到着。写真は奈良井宿の端にある「木曽大橋」。冬季は滑るため「このハシ渡るべからず」の看板あり。

いままで、あまりちゃんと見たことのなかった「木曽大橋」をよく見てみると…

下から眺めると、これまたいい景色。山口県の錦帯橋を見る機会があったけど、あれより少々簡略化されているものの、見事な木の橋。桧なんだろうか、いい匂いがした。

奈良井宿の町並みに差し掛かると、これまたいつもの通り江戸情緒というか、いい雰囲気。

少し外れてからgishicoがいる道まで戻ってみる。バックに木曽の山々が青空に映えて美しい。山はすっかり春の気配。色づき始めている。

さてさて元の目的のまな板を買い求め、帰路につきます。

なんだかがけ崩れが拡大したのか? 気になって大岡村の道の駅に寄ってみた。

ウチについてから、あらためてまな板を眺めてみる。

そうそう一緒に、塗りの箸(使いやすくて安価;110円/一膳)と、たまたま、ちょうど我々の手に合うお椀(見切り品で500円/個!)も買ってきたので並べてみた。

ところで、まな板の左端に魚の印がある。裏面は野菜の印。使い分けを楽にするように焼き印がしてあるらしい。お値段は5,800円だったけど、これが20年近く使えるなら年間300円!

ついでに先代と新品を比べてみた。

同じ厚みだったはずが8mmほど薄くなっていた。今日購入した先の店主が、この厚さの新品を指して「この厚さはこれで痛んだらおしまい。鉋かけて使えるものではありません」と。お疲れさまでした。作業台としてこれからも使わせてもらいます。

樹齢三百年 木曽ひのき まな板

店主によると、木曽で売っていても、桧でなかったり、外国産だったりのものもあるそうな。

キッチンが桧のいい香りでいっぱいだ。

先代は2006年10月に購入したらしい。。17年前。。ちゃんとお手入れしていれば「持つ」ものだね。

檜のまな板をツルツルに

end…