バッテリーを自作EDLC(電気二重層キャパシタ)で強化

前から聞いたことがあった、コンデンサで四輪や二輪車のバッテリーを強化するチューン「EDLC」を自作でやってみた。
「スーパーコンデンサー」とか「ウルトラC-MAX」などの商品名で、次のような効果があるとの噂。

  • 街乗り〜高速走行での燃費向上(燃費アップ)
  • 全域でのトルク向上(トルクアップ),全域でのパワー向上(パワーアップ)
  • アイドリングの安定,アクセルレスポンスの向上,スムーズなエンジンスタート
  • ヘッドライトの照度アップ,カーナビ液晶画面のクオリティアップ,カーオーディオ音質のクオリティアップ
  • バッテリーへの負担軽減で延命

どうやらEDLCという特殊なコンデンサ(電気二重層キャパシタ;Electric Double Layer Capacitor)で構成されているらしい。それを単純にバッテリーに並列接続してやればいいようだ。完成品を購入するより安く、部品の信頼性の高いもので自作できそうだったのでやってみることにした。

もちろん四輪でもそのまま適用できるはず。やってみる人は自己責任でお願いします。

肝心のキャパシタ。定格や個数を計算する。EDLCは耐圧が低めらしく何個か直列につないでやる必要がある。
懐かしい合成静電容量の計算(中学で習うんだったっけ?)だ。市販のものも1.5F(ファラドね)で「大容量」と言ってたので2Fあったら大容量でしょう。耐圧は13.5Vあればいいでしょう。ニチコン社製のものをモノタロウから調達した。

   

   

他の部品も「モノタロウ」。メーカはたまたま大きさがちょうどだった「タカチ電機工業」のものを調達した。

キャパシタを配線して、ケース内に固定してやるための基板として、ユニバーサル基盤を使った。大きさは寸法W×H×D [mm] = 47×72×1.2,両面スルーホールの2.54mmピッチ

ケースに収めるには少々加工が必要。縦幅72mmからホール3個分ほどを切断。加えて四隅を斜めに切断(ケースのねじ足をヨケるため)。どちらもプライヤで折ってやれば簡単に加工できる。

ケースも「タカチ電機工業」社製

ちょうどいい具合にケースに収まって、バッテリーに接続するためのケーブルを、プラス/マイナスそれぞれ1本だしてやる。

さて、実際にBuell XB-12Ssへ組み込んでやった。

あとバッテリーのマイナス端子にたくさんのコネクタが付いてきて、オリジナルのネジでは留まらなくなってきたので、ちょっと長いネジをつけてやった。

さてこれでうたい文句のメリットは出るのか? これからのお楽しみ。

end…